さて、前回は交換しようと思った架橋ポリエチレン管がコンクリで固められてて交換不能になっててどうすんだーってなったところまでです。
気を取り直して、全交換が不可能になったのでとりあえず大気に暴露している部分だけが極端に劣化している=交換が必要と判断することとし、その部分のみの交換のために部材を調達します。
調達した部材は以下の通り。
1.16A架橋ポリエチレン管(10m)3980円
![]() 架橋ポリエチレン管PN15、1m単位計り売り(呼び13ミリ、5ミリ厚オレンジ保温付き)
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2.架橋ポリエチレン管接続用ユニオン 1780円
![]() タブチ TBC ワンタッチ継手ユニオン OT16YF
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3.架橋ポリエチレン管接続用ジョイント(G3/4)2180円
![]() タブチ TBC ワンタッチ継手ソケット OT13K
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高い!塩ビ管なら5分の1で済むよ!!
文句言っても仕方ないので作業を進めます。
とはいってもめんどくさいことは何もなく・・・・。
破断している旧架橋ポリエチレン管を地面に埋まっている部分で切断
給湯器側の袋ナットを取り外して劣化していると思われる架橋ポリエチレン管を除去します。
あたらしい架橋ポリエチレン管を適当な長さに切断し、ジョイントで地中の架橋ポリエチレン管と接続
給湯器側も袋ナットのユニオンを接続し、袋ナットで給湯器に接続します。
架橋ポリエチレン管の接続は、最近はワンタッチ接続が主流のようで、架橋ポリエチレン管の切断面をきれいに直角に切断しさえすれば、グッと押し込むだけで接続できてしまいます。これは便利。
給湯器の説明書を見ると、接続部分のネジ規格は20A(R3/4)とあります。Rなのでテーパーネジということですが、どう探しても架橋ポリエチレン管接続部材にR3/4の袋ナットが存在していないのです。よくよく調べると、テーパー(R)雄ネジに平行(G)雌ネジを使って配管してもよい模様。ちょっとここで資材調達に悩みました。
ネットを調べれば何でも出てくる今の世の中、ホントに便利です。
交換した新規の架橋ポリエチレン管には新しい保護部材が巻き付けてあるのですが、簡単に劣化してもらっては困るのでさらに上から塩ビ管用の保温用部材を巻き付けておくことにしました。
交換後止水コックを開けてテストしてみますが、漏れは発生しませんでした。(当然か)
気になるのは、これでどれだけの節約ができたかということ。
どうやら業者に頼むと、部材は別として作業量と出張料で5000円~10000円程度かかる模様。もしかしたら架橋ポリエチレン管全交換でコンクリ斫りも含めたらもっとすごいことになっていたかもしれませんが、部材で使った金額を考えるとあんまりお得な気がしないのが正直なところです。
しかし、新築から八年、そろそろ給湯機本体が故障する頃合いなので、配管交換で使うはずだった(微々たる)お金を給湯器交換まで温存できたのでよしと、前向きに考えることにします。